コラム

現状把握から事業戦略へと進化

AI導入事例となった企業で、新しい動きが起こりました。会社の方向を変える大きな動きです。AI導入の効果・分析にとどまらず、さらに同社に対するイメージ調査も実施したといいます。その結果、同社で長く議論の対象となっていた「ウチの常連のお客様は、昔から〇歳台の人たちだ。そこにもっとフォーカスすべき」という意見に対し「いや、従来の顧客層に拘泥せず、これまでなかなか取り込めてこなかった新しい顧客層を取り込む施策こそ必要だ」という議論に、一つの終止符が打たれたのです。その会社として、「新しい顧客層を開拓していく」という方針の正式決定がされました。これには、ファク卜・データをもとに幹部社員同士が何度もディスカッションを重ねた経緯があったそうです。その結果、店外への積極的PRをすることで新規顧客獲得が可能だと認識したこと、また、これまでは若い層やマウンテンスポーツ(登山・スキー・トレイルランニングなど)の初心者(タウンユースを含む)に対して自社サービスが不十分だった、という深い反省が込められています。このようにAI導入とその実績をもとに社員の意識も一新したこともあり、2018年後半に新たなブランドネームに変更し、ロゴの統一もはかられました。この新ブランドネームとロゴ統一のもと、接客、商品の品揃え、店づくりなど、あらゆる面において「新規・若者・初心者層」のお客様の開拓を中心に考えていこう、という方針が徹底されつつあります。AI導入をきっかけに、それまでの経験やカンで言い争うところから「数字の裏付け」で議論するようになり、さらに会社の進むべき方向性、事業戦略まで変わり始めた良い事例ではないでしょうか。

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